2023/4/9投票の熊本県議会・市議会の選挙公報を見ていて、「日本維新の会」を見た時、いやな記憶がよみがえった。元西宮県議の「西宮維新の会」「野々村 竜太郎」だ。
あの、記者会見は少し見たが、当時、私自身が西宮市に在住だったし、しかも、彼が事務所にしていた「武庫川団地」に私も住んでいたので、ほんとうにイヤで、その後のニュースは無視して来た。
「兵庫県には、こんな県議会議員がいるんだ! 西宮市民は、「維新」と言う事だけでこのような人間に投票する輩が多くいんだ!」と全国から見られるのが嫌だった。
でも、「結局、どうなったのか?」 ちょっと調べてみた。
さすが有名人だ。 名前を入力すると、10年以上前だというのに、記事情報や動画が溢れている
野々村竜太郎県議号泣会見(に開催)
野々村竜太郎県議号泣会見(に開催)
2015/11/24 初公判をドタキャン
2016/02/22 第2回公判
2016/04/25 第3回公判 論告求刑/結審 最後まで「記憶にない」
2016/07/06 判決の言い渡し
2016/01/26 やり直し、初公判
2016/02/22 第2回公判
2016/04/25 第3回公判 論告求刑/結審 最後まで「記憶にない」
2016/07/06 判決の言い渡し
<<< 以下、経過資料 >>>
野々村被告の属する政治団体「西宮維新の会」は、「大阪維新の会」(当時)とは何の関係もない。
野々村氏の当選は、歯に衣着せぬ物言いと大胆な政策の打ち出しで、関西では圧倒的な人気を誇った大阪維新の会と有権者が混同、「これに乗じたものだ」(地元紙社会部記者)という声は今も根強い。
概要
独身。
6人家族で、ご両親と4人の子どもがいました。
上から長女、次女、長男と続き、いちばん下が竜ちゃんでした。
6人家族で、ご両親と4人の子どもがいました。
上から長女、次女、長男と続き、いちばん下が竜ちゃんでした。
大阪府立北野高校
偏差値70以上のレベルの高い学校
関西でも有名な公立高校のひとつ
京都大学への合格者数も全国トップクラス
関西でも有名な公立高校のひとつ
京都大学への合格者数も全国トップクラス
同校の出身者には、弁護士をへて大阪府知事になった橋本橋下徹
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2008年7月27日、兵庫県太子町長選。候補者3人中最下位の485票で落選。
2008年11月16日、兵庫県西宮市長選。候補者6人中最下位の6184票で落選。
2009年7月5日、兵庫県議補選西宮市選挙区(被選挙数1)。候補者3人中、最下位の33359票で落選。
2010年5月16日、西宮市長選。候補者3人中最下位の25924票で落選。
2011年4月10日、兵庫県議選西宮市選挙区(定数7)で、候補者10人中、7番目の11291票で最下位当選し、「5度目の正直」を果たした。44歳のときだった。
「西宮維新の会」を名乗って戦い、初当選を果たした。
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不祥事
2014年6月に、2013年度の政務活動費として、「1年で195回の日帰り出張による約300万円の交通費」(兵庫県の城崎温泉に106回、佐用町に62回、東京に11回、福岡に16回の出張で、2日に1回のペースという計算)があったにもかかわらず、義務付けられていた領収書の添付が無かったことが問題視され、そもそもその出張自体がカラ出張だったのではないかとの疑惑が浮上。
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号泣元県議判決 と呼ばれている裁判のようだ。
2016/7/6 10:00
2016/7/6 10:00
警察の陰謀まで主張した「野々村劇場」終幕へ 何を聞かれても「記憶にない」連発…実刑判決か猶予判決か
政務活動費(政活費)約913万円をだまし取ったとして詐欺罪などに問われた元兵庫県議、野々村竜太郎被告(49)の判決が6日午後2時半から、神戸地裁で言い渡される。野々村被告はこれまでの公判で起訴内容を否認。何を聞かれても「記憶にない」と繰り返す一方、最終意見陳述では「このような事件を二度と起こさないことを誓約する」と罪を認めたかのような支離滅裂な主張も展開するなど、法廷は終始、野々村被告の言動に振り回された。「号泣会見」から異例の在宅起訴、初公判のドタキャンに「記憶にない」の連発…。紆余曲折を経た「野々村劇場」はついに終演を迎えるが、果たして実刑判決は言い渡されるのか。
「記憶障害の可能性あり」の診断も…
「世の中うぉぉ、変えたい!その一心で、やっと議員になったんですぅぅ!!」
「政務活動費は大事ですが、議員という大きなくくりの中では、ごくごく小さなものなんです!」
平成26年7月1日、当時県議だった野々村被告は、政活費の不透明な支出を指摘されて開いた記者会見で、拳を振り上げ号泣しながら自らの潔白を主張。政活費も全額返済した。
それでも昨年8月、神戸地検は在宅起訴。全額被害弁償しているようなケースでは異例の措置とされるが、検察側は、事件の詐取金額の多さと悪質性を重視した。野々村被告の起訴内容は、23~25年度に実際には行っていないにもかかわらず、東京や福岡、城崎温泉(兵庫県豊岡市)などへ計344回の「日帰り出張」を政務活動費として申請するなどし、計約913万円をだまし取ったとされる。
公判では、日帰り出張の状況や方法について聞かれると、「記憶にございません」と連発。「記憶障害の可能性があると診断された」とも訴えた。
「警察の取り調べ」に関しては突如、記憶が鮮明に
だが、警察の取り調べに質問が及ぶと、突如記憶が鮮明に。県警から取り調べがあった日時や内容を詳細に述べ、「恐怖と不安でわけのわからない気持ちでいっぱいだった」という当時の心境まで冗舌に訴えた。挙げ句の果てには「領収書の改竄(かいざん)は警察がやった可能性がある」といった警察の陰謀説まで繰り出した。
「記憶にない」と繰り返す野々村被告に対し、検察側は「思い出そうと努力したか」と迫ったが、「勾引(こういん)され、留置され、勾留され、そういう精神状態ではなかったため、努力という言葉すら頭に浮かんでおりません」と返答。「記憶にないと答えたのに、虚偽記載や詐欺をしていないと答える根拠は何か」と問われると、「記憶がないので根拠を求められてもお答えできません」と述べるなど、不毛な押し問答が続いた。
意味不明の最終意見陳述
「県議の地位と信頼を悪用した大胆不敵で狡猾(こうかつ)な犯行。裁判では否認し、反省の態度もまったくない」。検察側はこう論告し、懲役3年を求刑。一方、野々村被告は最終意見陳述で、事前に用意したA4の紙を持ち出し、独特の言い回しで持論を展開した。
「この裁判の中で私は多くの質問を頂戴(ちょうだい)いたしましたが、収支報告書を作成いたしましたときの記憶が、ございませず…。お答えすることができませんでした。このような事件を二度と起こさない、1人でも多くの方を幸せにすること、他の方に迷惑をかけないことを誓約いたします」
果たして野々村被告は罪を認めて謝罪したのか、罪を犯していないから社会で頑張ると表明したに過ぎないのか-。実刑判決の可能性もある中、裁判所の判断が注目される
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「記憶障害の可能性あり」の診断も…
「世の中うぉぉ、変えたい!その一心で、やっと議員になったんですぅぅ!!」
「政務活動費は大事ですが、議員という大きなくくりの中では、ごくごく小さなものなんです!」
平成26年7月1日、当時県議だった野々村被告は、政活費の不透明な支出を指摘されて開いた記者会見で、拳を振り上げ号泣しながら自らの潔白を主張。政活費も全額返済した。
それでも昨年8月、神戸地検は在宅起訴。全額被害弁償しているようなケースでは異例の措置とされるが、検察側は、事件の詐取金額の多さと悪質性を重視した。野々村被告の起訴内容は、23~25年度に実際には行っていないにもかかわらず、東京や福岡、城崎温泉(兵庫県豊岡市)などへ計344回の「日帰り出張」を政務活動費として申請するなどし、計約913万円をだまし取ったとされる。
公判では、日帰り出張の状況や方法について聞かれると、「記憶にございません」と連発。「記憶障害の可能性があると診断された」とも訴えた。
「警察の取り調べ」に関しては突如、記憶が鮮明に
だが、警察の取り調べに質問が及ぶと、突如記憶が鮮明に。県警から取り調べがあった日時や内容を詳細に述べ、「恐怖と不安でわけのわからない気持ちでいっぱいだった」という当時の心境まで冗舌に訴えた。挙げ句の果てには「領収書の改竄(かいざん)は警察がやった可能性がある」といった警察の陰謀説まで繰り出した。
「記憶にない」と繰り返す野々村被告に対し、検察側は「思い出そうと努力したか」と迫ったが、「勾引(こういん)され、留置され、勾留され、そういう精神状態ではなかったため、努力という言葉すら頭に浮かんでおりません」と返答。「記憶にないと答えたのに、虚偽記載や詐欺をしていないと答える根拠は何か」と問われると、「記憶がないので根拠を求められてもお答えできません」と述べるなど、不毛な押し問答が続いた。
意味不明の最終意見陳述
「県議の地位と信頼を悪用した大胆不敵で狡猾(こうかつ)な犯行。裁判では否認し、反省の態度もまったくない」。検察側はこう論告し、懲役3年を求刑。一方、野々村被告は最終意見陳述で、事前に用意したA4の紙を持ち出し、独特の言い回しで持論を展開した。
「この裁判の中で私は多くの質問を頂戴(ちょうだい)いたしましたが、収支報告書を作成いたしましたときの記憶が、ございませず…。お答えすることができませんでした。このような事件を二度と起こさない、1人でも多くの方を幸せにすること、他の方に迷惑をかけないことを誓約いたします」
果たして野々村被告は罪を認めて謝罪したのか、罪を犯していないから社会で頑張ると表明したに過ぎないのか-。実刑判決の可能性もある中、裁判所の判断が注目される
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2016/7/6
政務活動費(政活費)の不自然な支出をめぐる事件で、詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使の罪に問われた元兵庫県議、野々村竜太郎被告(49)の判決公判が6日、神戸地裁であり、佐茂剛裁判長は懲役3年、執行猶予4年(求刑懲役3年)を言い渡した。判決理由で佐茂裁判長は「県会議員の信頼に基づき交付された多額の政活費を金銭欲から返還を免れた。悪質で刑事責任は重いが、マスコミに大きく取り上げられるなどして社会的制裁を受けている」と述べた。
政活費の詐取事件を単独で審理した判決は今回が初めてとみられる。
野々村被告は起訴内容を否認していた。収支報告書の記載内容について聞かれても「記憶にございません」などと繰り返した。記憶障害の可能性があるとも主張していたが、佐茂裁判長は「公判での受け答えから心身の障害はうかがえない。供述は虚偽の疑いが強い」と厳しく非難した。
判決は、起訴対象となった計344回に及ぶ日帰り出張費や、切手やはがきの購入などとした事務費を虚偽と認定。城崎温泉(豊岡市)や兵庫県佐用町などへの出張は交通機関の運行状況などから「出張の事実はなかった」とした。
議会に提出した事務費の領収書を修正テープで改ざんしたことも認め、「使途は食料品や国民年金保険料など明らかに私的なものだ」と強く批判した。
一方、執行猶予を付けたことについては、同被告の議員辞職や、受け取った政活費1834万円の全額返還などを理由に挙げた。マスコミ報道で社会的制裁も受けているとし、「社会内での更生が相当」と説明した。
弁護側は判決後「今後の方針は判決理由を検討した上で決めたい」とするコメントを出した。
2016/7/6
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政活費の詐取事件を単独で審理した判決は今回が初めてとみられる。
野々村被告は起訴内容を否認していた。収支報告書の記載内容について聞かれても「記憶にございません」などと繰り返した。記憶障害の可能性があるとも主張していたが、佐茂裁判長は「公判での受け答えから心身の障害はうかがえない。供述は虚偽の疑いが強い」と厳しく非難した。
判決は、起訴対象となった計344回に及ぶ日帰り出張費や、切手やはがきの購入などとした事務費を虚偽と認定。城崎温泉(豊岡市)や兵庫県佐用町などへの出張は交通機関の運行状況などから「出張の事実はなかった」とした。
議会に提出した事務費の領収書を修正テープで改ざんしたことも認め、「使途は食料品や国民年金保険料など明らかに私的なものだ」と強く批判した。
一方、執行猶予を付けたことについては、同被告の議員辞職や、受け取った政活費1834万円の全額返還などを理由に挙げた。マスコミ報道で社会的制裁も受けているとし、「社会内での更生が相当」と説明した。
弁護側は判決後「今後の方針は判決理由を検討した上で決めたい」とするコメントを出した。
2016/7/6
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